すしが必ず見つかる

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グローバリゼーションが進む現代社会では、国境を越えた食料の調達関係が成立していますが、ある文化圏の食噌好が、その背後にある経済的な力関係によって、他国の食料生産を変えているのが現実です。
そして、この噌好が、単純に味覚の問題だけではなく、宗教的な価値基準によって、食べてはいけないという、食のタブーを生むことになります。 先にふれた日本人の肉食にも、そうした一面がありましたが、ヒンズー教徒は、殺生を嫌うことから、一切肉食をしませんし、ジャイナ教の場合には、根っこの生命を奪うとして、タマネギさえも食べないベジタリアンもいます。

ただしウシは食べなくても、ミルクや乳製品はよしとする場合もあります。 一般的にイスラム教徒が、飲酒をせずブタ肉を食べないことは知られていますが、この他にもハラールという食品以外は、合法的ではないから食べてはいけないという決まりがあります。
ブタ以外でも、死んだ動物の肉や、偶像に捧げられた肉、アッラーの名によって血抜きしたものは別ですが、それ以外の肉は、血抜きしたものでも食べません。 なおラマダーンという断食の月には、夜明けから日没まで、一切の飲食を断ち、日没以後にごちそうを食べるという行事を大切にしています。
さらにイスラム教とキリスト教の母胎となったユダヤ教には、カシュルートという厳格な食規定があります。 これは「旧約聖書』などの記述に基づいて、動物や昆虫などを、清いものとそうではないものに分けて選別します。
とくに彼らユダヤ教徒は牧畜民で、飼育した草食性の動物だけを食べますから、絶対に肉食獣は食べませんし、動物の血もそれに準じた汚れたものと見なして、血抜きしていない肉を口にすることはありません。 またブタを不潔なものとみなすほか、肉とミルクの混食も禁じられています。
つまり人間は、食にある程度の余裕が生じると、今度は観念のなかで、さまざまな解釈を行い、食に関して細かなタブーを設けます。 これも広い意味では、明らかに文化の産物で、人間や文化の意味を考える上では、非常に重要な問題となります。
こうしてみると、人間は、単に生きるためだけに、食事をするのではないことが分かります。

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